私たちはどれだけ重要なことに脳を使えているか。そして毎日をなんとなく過ごしてしまっていないか、改めて考えさせられる本です。
自分の心に響いたものを抜粋して紹介します。
本の概要
題名:メモの魔力
著者:前田裕二
発売日:2018年12月25日
ページ数:252ページ
価格:1400円+税
脳をクリエイティブなことに使うためにメモをとる
私たちは後でやりたいこと、誰かとの約束、考えておきたいことが沢山ありますよね。
それを頭の片隅にいれて活動していますが、そのようなことは全てメモして紙という記憶媒体にお任せしてしまうのです。
すると頭のメモリが増えるので他に考えるべきことに頭を使えるようになります。そうすると自然と電車の中の広告が目に止まったり、街を歩いていて得られる情報が沢山あることに気づきます。
そしてまたそれをメモしておくとメモが蓄積され新たな気づきやアイデアを得ることが出来ます。
著者の前田裕二さんが創業されたSHOWROOM株式会社も普段のメモから生まれた会社だそうです。
メモをとるといったシンプルなことですが、大きな影響を私たちに与えてくれそうです。
メモのとり方
ではどのようにメモを取れば良いのか気になりますよね?簡単にご紹介します。
まずノートの左側のページを①とし、そこに事実を記録します。自分の目に止まったこと、会議で出てきたキーワードなど何でも良いです。
そしてノートの右側を半分に分け、そのうちの左側を②、右側を③とします。
②には①を抽象化した内容を書きます。③には抽象化した内容から気づいたことを転用として書きます。
難しいと思うので例えば、ある人が務めている小学校のクラスでは生徒の学力の差が大きく着いているという事実があるとしましょう。そしてこれを抽象化すると初等教育では学力に差がつきやすい可能性があるという抽象化ができます。そのためにもっとグループワークを増やして教え合う授業にする、チームで課題に取り組んでフォローする体制を作る、テストの点数から苦手な科目を特定してフォローするなどのアイデアが転用として残されます。
私も実践してみましたが、初めのうちはとても難しいです。なのでまずはとにかく書くことから始めると良いと思います。著者の前田裕二さんもそうおっしゃっていました。少し書くだけでも気づくことは結構あることを実感しています。
メモすることについて細かいワザもまだまだあるので気になる方は本を手に取って見てください。
人生のコンパスを手に入れる
このメモを自己分析にも使えるそうです。これからの時代、仕事がシステムによって代わって行くことで果たして自分は大丈夫なのだろうか?と思う時ってありますよね。
そんな時、自分は何者なのか、何がしたいのか、実現したいことは何で、どんなことに幸せを感じるのかがはっきりしている人はとても強いです。
この本には巻末に自己分析用の質問が1000個載っています。これに答えて抽象化、転用していくと、自分が見えてきます。
実際に私もやってみましたが、少しずつ自分が見えてきて今はワクワクする目標に向かって動き出せています。そして以前よりも自分を知ったことで自信が湧いてきています。
いきなり1000は難しいと思うので100からでも全然大丈夫です!是非ワクワクする未来を描いて行きましょう!
まとめ
今回はメモの魔力について紹介しました。
メモを取るという小さな行動で自分の未来も変えられてしまう、大きな魔法のようなものですよね。
メモを通して自分の思い描く人生を歩んで行きましょう!是非一読してみてください。それではまた〜!